自分の動向が子どもにスパイされているなどとは、夢にも考えない。 英国情報局秘密組織チェラブ Mission1:スカウトより 最後のページの、続刊の宣伝ページに「映画化決定!!」の文字が。 そんな映画あったっけ? と調べてみれば、やっぱり。立ち消えになったみたい。 おまけに、本国では17巻まで…
俺はいつだって演じている。何かを。 舞台より だれも知っている人がいない旅先では、ちょっとだけ大胆になれたりする。 その土地のルールや習慣を知らずに恥かいても「初めてだから許して」と開き直れると、精神的にはかなり軽…
ロックの伝道師は孤独を余儀なくされるのであった。 田舎でロックンロールより 奥田英朗のエッセイは、ひねくれてて好きだ。 ひねくれてるところをちょっと達観した感じでセルフ指摘して「ははは。」で結ぶの、好き。 たまに、まったく知らない話をしているの…
わたしたちはふたたび戦わなくてはならない。生きのびるために サバイバーズ 孤独の犬より 「この子は野生じゃ1日も生きられない」 自分のペットに対してそういう風に言ったり、言うのを聞いたことがある人はきっとたくさんいるはず。 面白いのは、この作品に出てくる飼…
ずっと終わってほしくない わくわくばかりのゆめじかん サーカスが燃えたより 去年、サーカスを見に行ったけど、行く前はあまり気乗りしなかった。 小さい頃にも1回見たのだが、なんであんな危ないことをするのか理解できなくて、ただ怖かった記憶しかない。…
『かみさま』なんていないのだ のら猫のかみさまより 近所に、のら猫のたまり場がある。 ひなたぼっこしている猫たちは人馴れしていて、機嫌がよければ触らせてくれる。 でも中には、視線を向けただけで逃げるほど警戒心の強い子がい…
寂しいときは、ひとりで暗いところにいてはだめなのよ 魔女たちは眠りを守るより タイトルも詳しい内容も忘れてしまったけど、小さい頃、同じ絵本ばかり何度も読み返している時期があった。 短いお話で、すぐに終わってしまうのが寂しくて、終わったらすぐに最初…
これを狩るのが公序良俗か。そんなのヘンだ。 図書館戦争より 図書館が本を守るために銃を持って戦うなんて、読む前は突拍子もない設定だと思ったけど、あっという間にこの世界にのめりこんだ。 説明は最初にちょっとだけ、細かいところは読み…
「ふふふ、きっと すごく こわがるよ」 やねうらべやのおばけより 空を飛んだり、透明になったり、小さくなったり、色々なことができるおばけ。 ところが、この女の子が意外と強敵。 ちょっとやそっとのことじゃ動じない上に、好奇心旺盛。 おば…