人は自分の都合のいいように物事を解釈する。
真実は二の次。
でもそうやって真実から目をそむけ続ければ、必ずどこかにしわ寄せがいく。
甘い幻想か、辛い真実か。
現実でも難…
同じ橙色でも、落葉色と言えば乾燥した寂しい色に聞こえるけど、かぼちゃ色と言えば温かくて柔らかい印象になる。
この絵本にある色は、落ち葉の橙や黄や赤系、子猫の黒、あとはグ…
肩のあたりが盛り上がっていて、顔の周りにみっちり生えた毛から、角が飛び出ている。
筋肉の塊みたいな、無骨な、でかい牛。
それが私の中にあった、バイソンのイメージ。
でも…
よくわからない、知らないものは、怖い。
死に関する話題はなかなか日常会話に出しづらいし、残念ながら死んだ人の経験談を聞くこともできない。
「死そのものを楽しむことなど、…
「なにビビってんだ、だせえな」
とか言って考えなしに進んでいく怖いもの知らずは、真っ先に死ぬ。
数々の映画で証明されている通り。
ビビるってことは、用心深いってこと。
…
冒険には、夏が合う。
通ったことのない道に入ってみたり、初めてひとりで電車やバスに乗ってみたり、子どもの頃はそんなちょっとしたことが大冒険。
そういう時の記憶は、意外な…
なんじゃそりゃ(笑)
タイトルでやられた。
中を開いてもそのまんま、シンプルで爽快なお話。
ほとんどのミステリーはフーダニット(だれがやったのか調べる物語)だ。
その逆の手法が『古畑任三郎』や『刑事コロンボ』で有名な倒叙(最初から犯人がわかっている物語)。
こ…
東京の名のある坂と、その街を散策する。
坂の名前の由来や、街の成り立ちや、そこに住んでいた頃の父の姿を知る。
ただそれだけのお話。
なのに、とても、温かい。