日本の小説

一輪の薔薇は、あまりにも紅い。

線は、僕を描くより

一度すべてを失い、空っぽな世界を知っている青山は、墨が一滴も付いていない真っ白な紙に挑むことで、自らの過去を向き合っていく。 読んでいるうちにどんどん視界が狭まっ…

インチキじゃねえ小説、書こうぜ。

青少年のための小説入門より

この1冊の中で、何冊もの名作小説をふたりと一緒に読んだような感覚になってくる。本が好き、もっと読みたいという人のための、読書の手引きにもなってくれる。

いざや、傾かん。

桃山ビート・トライブより

傾き者(かぶきもの)と呼ばれる者たちがいた。派手な着物を着崩したり、奇抜な髪型をしたり、刀やロザリオをオシャレ目的で身につけたり、時には商店を襲うなどの蛮行を働いたり、…

虹になるのを待て……

虹を待つ彼女より

この本は、「ジャケ買い」した。 表紙のイラストは冒頭のシーンを描いたものなのだが、これがあまりに衝撃的で、裏切られた。 しかし最後まで読み進めると、表紙のイ…

「……私、そんなに悪いことした?」

噛みあわない会話と、ある過去についてより

『かがみの孤城』では、分かり合えない人間と無理に関わる必要はないという逃げ道を提示した。

この作品では、分かり合えない人間と真っ向から戦う。

一番楽な話し相手はゴンのようだ。

ゴンちゃん、またね。より

ひとり暮らしをしている人間が生き物を飼うと婚期が遅れる。毛の生えた生き物、表情のある生き物は特によくない。

私の父の言葉だ。なるほど。ごもっとも。…