神話や宗教や歴史を描いた西洋絵画が、横に一文くっついただけで、日常の一場面に見えてしまう。
同じ経験がある主婦に刺さるのはもちろん、親にそういうことを言われたり、そうい…
親を老人ホームに入れるために久しぶりに帰郷したり。
先輩から受けたスパルタを平然と後輩に継承していた世代が、今ではパワハラにならないかおびえながら慎重に部活を見守る立場…
青砥が、須藤と一緒に過ごした日々を思いだす形で物語は始まる。
初めは意味が分からなかったいくつかの言葉が、あとになって須藤の口から発せられるシーンがある。
ささいな日常…
直木賞作家が恋愛を題材に絵本を作るというプロジェクトから生まれた本作。
ちょっと変わった恋愛を描くというコンセプトを裏切らず、読み終えたあと、もう一度最初から読み直した…
この作品で光るのはママの明るいキャラクター。これに尽きる。
快活で自由奔放、失敗しても、落ちこんでも、超ポジティブ。
ちょっと変わっているけど、料理がうまくて、美人で、…
不思議なもので、だれかが好きな気持ちを伝えると、他の子はその子のことを好きと言えなくなる。
別に言ってもいいはずなんだけど、心理的ハードルがぐんと上がってしまう。
そん…
読み始めてすぐ「ん?」ということが何度かあった。
うっかりすると読み飛ばしてしまいそうな、ちょっとした違和感。
それもパドルの影響で生じたものなのだが、それを説明しすぎ…
一度すべてを失い、空っぽな世界を知っている青山は、墨が一滴も付いていない真っ白な紙に挑むことで、自らの過去を向き合っていく。
読んでいるうちにどんどん視界が狭まって、気…
女子校、寄宿舎、と聞いて最初に頭に浮かんだのは、ドロッドロの人間関係とか、閉塞的なお嬢様たちのイバラの楽園。そんなイメージだった。
けれど実際に読んでみると、なんとまあ…