絵本・児童書
小学生の頃、流行のゲームを私だけ持っていなかった。
友達と集まってもみんなゲームに夢中で、私は横から画面を覗くだけ。
一緒にいるのに輪に入れない寂しさがあった。…
1970年代に出版された作品の新装版。
そのため、文章はなかなかレトロ。
けれど、それが独特のリズムと味を出している。
どうして自分だけこんなに大変なんだろう。
かといって変に気遣われて、特別扱いされるのも嫌だし。
みんなと同じことを、同じようにやりたいだけなのに。
そんな…
桃太郎、浦島太郎、花咲かじいさん……昔話の主人公は男性が多い。
かぐや姫とか鶴の恩返しとか、女性がメインの作品もないわけではないけど、みんなおしとやかというか、控…
表紙をひと目見た瞬間、ノックアウト。
なにそのポーズ。
なにそのドヤ顔。
ツボってしまってページめくるたびに笑いがこみ上げてくる。
同じ橙色でも、落葉色と言えば乾燥した寂しい色に聞こえるけど、かぼちゃ色と言えば温かくて柔らかい印象になる。
この絵本にある色は、落ち葉の橙や黄や赤系、子猫の黒、あ…
肩のあたりが盛り上がっていて、顔の周りにみっちり生えた毛から、角が飛び出ている。
筋肉の塊みたいな、無骨な、でかい牛。
それが私の中にあった、バイソンのイメージ…
「なにビビってんだ、だせえな」
とか言って考えなしに進んでいく怖いもの知らずは、真っ先に死ぬ。
数々の映画で証明されている通り。
ビビるってことは、用心深いっ…
冒険には、夏が合う。
通ったことのない道に入ってみたり、初めてひとりで電車やバスに乗ってみたり、子どもの頃はそんなちょっとしたことが大冒険。
そういう時の記憶は…