食料は現地調達。獣や鳥から身を隠し、天候とも戦わなきゃいけない。
ネズミとテントウムシ。限りなく食物連鎖の下の方にいるコンビだけど、意外にもたくま…
トガリ山のぼうけん(全8巻)より
食料は現地調達。獣や鳥から身を隠し、天候とも戦わなきゃいけない。
ネズミとテントウムシ。限りなく食物連鎖の下の方にいるコンビだけど、意外にもたくま…
護られなかった者たちへより
遠慮深いことが美徳とされていた時代は遥か昔。大きな声で自分の権利を主張する者が得をし、他人様に迷惑をかけてはいけないと真面目に生きる人が損をすることもしばしば。<…
美しい顔より
主人公のサナエは、マスコミを見下しながらも、彼らが望む「けなげな被災者」を演じることで生きる気力をとり戻していく。
実際、取材が入った地域には多く…
じっと手を見るより
窪美澄作品に出てくる人物はみんな、残酷なほど正直だ。とても静かなのに、人間の不完全な部分を容赦なく、えぐってくる。
日常にかすかに漂う閉塞感や、華…
空中ブランコより
神経科なのに、診察にきた患者はまずビタミン注射を打たれる。患者の腕に刺さる針をじっと見つめて、医者は鼻息を荒くしている。そう、この医者、かなりヤバイ。
…としょかんライオンより
看板犬、ネコ駅長、川にひょっこり現れたアザラシに住民票を交付しちゃったり、本物の動物がマスコットとなって人気を集めるケースはよくある。それなら、看板ライオンだって…
母が若年性アルツハイマーになりました。より
明るく社交的だった自慢の母が、病によってどんどん変わっていってしまう。母を好きだからこそ、その現実を受け入れることができずに悩む娘の感情が、赤裸々に描かれている。…
オリエント急行の殺人より
いまさらアガサ・クリスティーの読書感想文をウェブに書く?
発売からすでに80年以上。数え切れないほどのお歴々が書評を書いてきているだろうし、ショッ…
砂上より
家族だからというだけで無条件に愛情が芽生えるわけではない。互いに無関心だけど、長く一緒に暮らしていたから相手のことはある程度分かってしまう、だから余計にイライラす…