そう、それだ。地球上のあらゆる命を脅かすもの。アストロファージ。

あらすじ

謎の物質の出現で太陽が弱り、地球は急速に氷河期に向かっている。
この状況を打破するため、人類は〈プロジェクト・ヘイル・メアリー〉を始動した。

人類最後の希望を託された男が、宇宙船〈ヘイル・メアリー〉号で目を覚ます……記憶喪失状態で。

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「なにを言ってもネタバレになる」
「映画の予告で特大のネタバレを食らった」
「●日から映画館で予告が流れるから、原作を読む予定の人は早めに!」
とSNSで騒がれているのを見て、ずいぶん前に本を買っていたことを思い出した。

慌てて読み終えた直後に映画館で予告編を見たのだが……
あ、そんなとこまで見せちゃっていいんだ。

冒頭、主人公はなにもわからない状態で目を覚ます。
身の回りの世話をしてくれるロボットアームがあるだけの、真っ白な部屋。
ここがどこか、なぜいるのかはおろか、自分の名前すら思い出せない。

ふとしたことをきっかけに過去の記憶がフラッシュバックして、徐々に状況を把握していく。
この手探り感が、上巻前半のおもしろさ。

ある程度のことがわかってきた後半、いよいよ物語が進んでいく。
主人公は時々、人類を救うミッションよりも宇宙で冒険する興奮が上回ってしまう。
それくらいのワクワクが待ち受けている。

上巻まで読み終えておけば、予告編でネタバレを食らうことは防げる。
少なくとも、今のところは。
今後さらなる予告編が出てきたら、わからない。

公開が近づくほど映画館やTVで予告が流れる可能性も上がるはずなので、できるだけ早く読むことをおすすめする。