あらすじ
館に所狭しと飾られた魔法の品々。
色々な神話・ファンタジー作品に登場する道具や遺物を「コレクター」が紹介してくれる。
館に所狭しと飾られた魔法の品々。
色々な神話・ファンタジー作品に登場する道具や遺物を「コレクター」が紹介してくれる。
書斎、玄関、客間など、部屋ごとに道具が飾られている。
大抵の場合、どれが魔法の道具か見分けがつかない。
でもそのさりげなさがいい。
日常にひそんでいる、現実からほんのちょっとはみ出た遊び心。
それを魔法と呼ぶのかもしれない。
本は書斎、鍋はキッチン、傘は玄関といった具合に、道具はそれぞれ適材適所に置かれている。
そして部屋ごとに、それぞれの道具が持つ力や背景を説明してくれる。
名前を見ただけでピンとくるものもあれば、説明を読んでいくうちに「あれか!」となるものも、まったく知らないものもある。
そこに添えられているコレクターのコメントが、またおもしろい。
コレクターは自分のことを「魔法使いのようなもの」と言っている。
中には使うとえらい目に遭う道具もあるのだが、コレクターはその効果や使い方をきちんと把握している。
また以前の持ち主がこれを使ってなにをしたのか、どんな目に遭ったのかも知っている。
コレクターって、いったい何者?
それが一番、謎に満ちている。