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青砥が、須藤と一緒に過ごした日々を思いだす形で物語は始まる。
初めは意味が分からなかったいくつかの言葉が、あとになって須藤の口から発せられるシーンがある。
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直木賞作家が恋愛を題材に絵本を作るというプロジェクトから生まれた本作。
ちょっと変わった恋愛を描くというコンセプトを裏切らず、読み終えたあと、もう一度最初から読み…
この作品で光るのはママの明るいキャラクター。これに尽きる。
快活で自由奔放、失敗しても、落ちこんでも、超ポジティブ。
ちょっと変わっているけど、料理がうまくて、…
不思議なもので、だれかが好きな気持ちを伝えると、他の子はその子のことを好きと言えなくなる。
別に言ってもいいはずなんだけど、心理的ハードルがぐんと上がってしまう。…
読み始めてすぐ「ん?」ということが何度かあった。
うっかりすると読み飛ばしてしまいそうな、ちょっとした違和感。
それもパドルの影響で生じたものなのだが、それ…
一度すべてを失い、空っぽな世界を知っている青山は、墨が一滴も付いていない真っ白な紙に挑むことで、自らの過去を向き合っていく。
読んでいるうちにどんどん視界が狭まっ…
女子校、寄宿舎、と聞いて最初に頭に浮かんだのは、ドロッドロの人間関係とか、閉塞的なお嬢様たちのイバラの楽園。そんなイメージだった。
けれど実際に読んでみると、なん…
この物語は、大きく分けて2つの段階に分けられる。
アレックスが監禁され、カミーユたち警察が彼女を探す前半と、アレックスが誘拐された理由が明らかになる後半。
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ランドルト環とは、視力検査に使うCみたいな輪っかのこと。
ぼんやりした視界では、切れ目がつながって完全な環に見える。
それでも十分、生きていくことはできるけど、…