一輪の薔薇は、あまりにも紅い。

線は、僕を描くより

一度すべてを失い、空っぽな世界を知っている青山は、墨が一滴も付いていない真っ白な紙に挑むことで、自らの過去を向き合っていく。 読んでいるうちにどんどん視界が狭まっ…